No emotion

闇と厳冬

土足で踏み込もうとする人間達。

10代の後半のある日。

 

完全に大人を信じられなくなった。
それを良い事に空っぽになった大人達は、
私を振り回してきた。

 

大人の世界の雑音を、
子供に聴き続ければ、その心は崩壊する。

「私は、あなたの事を全て解っているのよ」。

 

だからこそ
そう勝手に解釈して土足で踏み込もうとする。
それは親だけが出来る特権なのでしょうけれど、
それは大間違いで、人間は個々の感情・人格があるように親も子供も人格はそれぞれ違う。

親離れ、子離れ。
完璧な理想を抱いて信じているからこそ、
“裏切り”が現実化した時に、悪党雑言を浴びせる。
信じている理想郷を違ってしまっただけ、

そのすれ違いを知って初めて、自身とは違う“考え方”をしている事を知るのです。
そして失望しては、ねちねちと、恨み節を言い続ける。

それは、身内だからこそしてしまう対応。

期待を裏切られている被害者になっているけれど

本当は、あなたが知らなかっただけ。

 

 

 

土足で踏み込もうとする人間は、かなりいる。

短時間でしか接しない他人が、

「解っている気になって」人の心を土足で踏み込もうとする。

解っている気になっているのでしょう。

 

ですが、短時間でしか付き合わないのに

あなたの全てを知っている気になっている

なんて、あまりにも飛躍している気がする。

私の歩んできた見えないレールを知った気になって自惚れて、

その心の土足で踏み込もうとする。

 

ふざけるな。いい加減にしろ。

“知っている気になっているだけ”で、本当は何も知らない癖に。