No emotion

闇と厳冬

偽善者しかいない世界。

「これからどうするの?」

 

私が、

体調崩して閉じ籠るきっかけになった人達は、

人形の如くそればかり呟いた。

 

私は「だったら、責任者になれるの?」

「面倒見てくれるの?」。

 

人の心と、人生を、潰したのはそちらでしょう。

 

責任を取って欲しいなんて、思っていない。

けれどもその言葉が中身が無くて、無責任で。

無責任に他人がこれからどうするの、なんて

軽くて残酷な言葉を吐き出す人間がに失望していく。

 

「こうなりなさい」

「こうなるべき」

 

と説教の様に、伝える人達。

自身の人生計画をぶち壊しても、自身の価値観を押しつける。

それは美徳なのか。そう思うと反吐が出そう。

 

なのに、自身は悪者になりたくないから

だだ口先だけで美談を語ろうとする。

加害者になりたくないから。

 

口先だけしか言えない癖に、責任も取れない癖に。

ならば「形にもならない言葉」を吐かないで。

 

口先だけ立派な事を

言いたがる大人達に、絶句すると共に思った。

嗚呼「この人って、口先だけ立派な事を言いたがる」

「自分自身に酔っているんだ」だと。

 

だからこそ、嫌気がさした。

とてつもない偽善者ばかりの世界、

私はそうなりたくないと思った。そして思った。

この世界に行き続けたら偽善者になる、と。

 

 

私は重度の人間不振になってしまった。