偽善者しかいない世界。
「これからどうするの?」
私が、
体調崩して閉じ籠るきっかけになった人達は、
人形の如くそればかり呟いた。
私は「だったら、責任者になれるの?」
「面倒見てくれるの?」。
人の心と、人生を、潰したのはそちらでしょう。
責任を取って欲しいなんて、思っていない。
けれどもその言葉が中身が無くて、無責任で。
無責任に他人がこれからどうするの、なんて
軽くて残酷な言葉を吐き出す人間がに失望していく。
「こうなりなさい」
「こうなるべき」
と説教の様に、伝える人達。
自身の人生計画をぶち壊しても、自身の価値観を押しつける。
それは美徳なのか。そう思うと反吐が出そう。
なのに、自身は悪者になりたくないから
だだ口先だけで美談を語ろうとする。
加害者になりたくないから。
口先だけしか言えない癖に、責任も取れない癖に。
ならば「形にもならない言葉」を吐かないで。
口先だけ立派な事を
言いたがる大人達に、絶句すると共に思った。
嗚呼「この人って、口先だけ立派な事を言いたがる」
「自分自身に酔っているんだ」だと。
だからこそ、嫌気がさした。
とてつもない偽善者ばかりの世界、
私はそうなりたくないと思った。そして思った。
この世界に行き続けたら偽善者になる、と。
私は重度の人間不振になってしまった。